プレスリリースの書き方でポイントにしている細かい日本語のはなし
広報と切っても切り離せないのが「プレスリリース」ですよね。
文字数の制限がない故にダラダラ書いちゃうあるある、ありませんか?
自分では言いたいことを丁寧に説明しているつもり。でも、傍から見たら「なんだよこのクソ長文」ってなって斜め読みされ、結果的に意図しない解釈のされ方をしてしまうリスクもあります。
実はいま月に1回、元経済新聞で顧問をされていた方にビシバシ指導してもらっているところです。
トレーニングしている身だからこそ学びをアウトプットします。
私が最低限気をつけているのはこの4つです。
1文60文字以内
特にやりがちなのが導入文。
「株式会社◯◯は~~~な~~で~~を~~から開始します」
ここだけで5行くらい消費しているプレスリリースを見たこともあります。
サービス名などの固有名詞が長いともう地獄ですよね(笑)
一文が長い文章は読みにくい上に係り受けスパゲティ状態でわけわからなくなります。
声に出して読み上げていて苦しくなったら2文に分けるよう意識すると良いそうです。
1段落2~3文
ひとつの段落で盛りだくさんに書かれていると視覚的にも「うわああ・・・」って引きますよね。
溢れんばかりのその会社愛が、一生懸命書いたその文章が、結果的にスルーされ伝わらなくなります。
ちなみに、ブログなどWebで書くことに慣れてしまったからか
段落のはじめを一文字空けしないプレスリリースが増えているみたいです。
小学校の作文では散々やったのに、いつの間にか忘れてしまうんですね。
(私も以前までやらかしていました)
「~における」は使わない
これがなかなか直らなくてよく注意されています。
「かっこよく聞こえるから使いがちだ」と指摘され、返す言葉もありませんでした(笑)
単純に「~で」に直せばいいんです。
思えば新聞記事で「~における」なんて見たことありません。
余計な装飾するくらいなら1文字でも減らして文章を引き締めろ!!と言われます。。
接続詞を極力省く
「また」「そして」といった順接は特に省くように意識しています。
なくても通じるものは入れない。これに尽きますね。
ただ、「しかし」などの逆説はないと意味が通じなくなるのでこちらはしっかり書いています。
おわりに
これらはリリースには数字を盛り込め!とかタイトルの付け方とかに比べたらちょっとしたことかもしれません。
でもそのちょっとしたことが積み重なっていくものです。
何度も繰り返し読んでいるこちらの本の冒頭に、こんな言葉があります。
良い文章とは完読される文章である
だらだら書いたが故に誤認されるリスクを減らすためにも、無駄のない"完読される"プレスリリースを目指したいものです。