「発信」で大事なのはボケて問いを投げかける姿勢なのではないかという話
右も左も分からない中新卒で広報になり(当時は珍しかった)、社外のベテラン広報さんに支えてもらって広報人生を歩んできた私。
そんな私がteratailのPR活動を通じてエンジニアのシェア文化に感銘を受け、「これは広報のみんなとやらねば」と、ある種の責任感で始めた広報LT大会(PRLT)。
26日に、まもなく2周年ということで、過去にLTした人限定のクローズドな #PRLT を開催しました。
【クローズド開催】広報LT大会#14~2周年記念★LT発表者感謝祭~ - connpassprlt.connpass.com
LT(ライトニングトーク)大会ということもあって、PRLTの継続には「LT発表者」が欠かせません。彼ら、彼女らがまだネットや本に落ちていない泥臭くってリアリティのある話をするからこそ、みんながPR広報について考えたり、個別の課題解決のヒントを得られています。
この2年。振り返ってみて苦労したことは「発信する人」を集めることでした。
広報ってみんなの前で会社の話はいくらでもしても、その裏で何をしたか、自身は何を考えたかを、相当な成功事例がない限り外に出せないと思い込んでるんですよね。
それは社内で外部イベントの登壇アテンドをしているからこそ「発信」の重みを誰よりも感じていたり、会社の名前を背負っていたり、経営と密接に関わるからだったり。わかります。
でも、どんな職業の人だってどんな立場の人だって、発信する人はするんです。
今回は「アウトプット」をテーマに8名の方におはなしいただき、最後に私はそもそも発信するハードルってどうやったら下がるのか、という話をしました。
「発信する」ということ - Speaker Deckspeakerdeck.com
私も怖かったんです、発信。
実際、過去のLT資料がバズりにバズって一部の方からいわゆるマサカリが飛んできたこともあります。その時はSNSに全部鍵をつけようか、発信をやめようかと悩みました。
でも、救われた一言があって。それをどうしても伝えたくてお話ししました。
(詳しくは上記スライドを見てください)
別に聞いてる人みんなが「すげー!」と思うことを発信する必要なんてないんです。正解じゃないといけない必要なんてない。自分で自分のハードルをあげなくていいんです。本当に。
こんな経験から私はこう思いましたorこんなことやってみました。どう思います?
世にボケをかましてツッコミを待つ。大事なのは問いの姿勢なんじゃないかな、と少なくとも私は思っています。というかスライドの通りとある方に言われてそう気づきました。この「問い」のあり方ついては相方のおそらさんと最近よく話しています。
ちなみに成功体験や失敗事例を話すのであれば
この世の中のだれか1人でも私の話を聞いて救われたらそれで「おけまる」
そんなテンションで発信し続けます。
※セミナー等の大きめの登壇で気をつけてる点や意識している点になるとまた別になってくるのでそのへんはいつか。。
広報PRという仕事は一言では語りつくせません。だからこそ、いろんな人のいろんな経験をどんどんシェアしていってもらいたい。
そうやって、最近PRLTにいろんな職業の人が参加してくれるようになったように、プロフェッショナルな職業同士が歩み寄っていったり、間口が広がっていったりしたら何よりです。みんなでみんなを、世の中をアップデートしたい。
そのへんの思いはここにまとまってるので(主に後半)、長いけど読んで見てください。
PRLT決算報告 - 2年間を振り返って|広報LT大会#PRLT|notenote.mu
今回のPRLTのレポートはおいおい出るのでお楽しみに!